日本国籍取得
日本に帰化するのが難しい。
（2つの理由をご紹介します）
- 7つの帰化の条件を満たさなければならないため帰化申請はとても大変です
- 住居要件…５年以上日本に住んでいる
- 能力要件…２０歳以上である
- 素行要件…真面目に生活している
- 生計要件…安定した収入を得ている
- 喪失要件…帰化したら母国の国籍を失う
- 思想要件…日本を破壊する意思を持っていない
- 日本語能力要件…日本語の読み・書き・会話ができる
①住居要件
日本に５年以上住んでいる必要があります。
ただし、５年の間に、
・1度の出国で3か月以上日本を離れた
・1年間に150日以上日本を離れた
いずれかに該当すると期間がリセットされてしまいます。
◎再び1からカウントしなおさなければなりません。
◎更に５年以上日本にいる間に仕事をしている期間が３年以上必要になります。
就労系の在留資格を持って、３年以上の働いていればＯＫとなります。
②能力要件
帰化するには20歳以上であることが必要です。
●成人年齢に達していれば単独で帰化できる。
（母国の法律でも成人年齢に達していなければなりません）
未成年者であっても両親と同時に帰化申請することはできます。
●父親か母親のどちらかと一緒に申請すれば未成年者でも帰化できる。
③素行要件
真面目な生活を送っているかの判断になります。
例えば
- 税金・年金を納めている
- 過去に犯罪歴がない
- 重大な交通違反がない
- 他人に迷惑をかけていない
- 税金（税金を納めていることが必要です）
会社員は勤務先から引かれる場合が多いのでそれほど問題はありません。
個人事業主やフリーランスは自分で納税しなければならないので注意が必要です。
年金（年金も納めていることが必要です）
会社員は勤務先から引かれる場合が多いのでさほど問題はありません。
※個人事業主やフリーランスは自分で納付の必要があります。
- 交通違反（過去５年間の交通違反歴が審査されます）
- ※免許証不携帯、シートベルト着用義務違反などであれば、
数回程度なら問題ありません。
※飲酒運転やひき逃げなど重大な交通違反がある場合は相当期間が経過しないと許可は難しいです。
④生計要件
日本で生活していけるだけの収入を得ていることが必要となります。
家族がいる場合は家族が生活していけるだけの収入があり、毎月安定した収入を得ていることが必要です。
目安になりますが毎月20万円以上の収入があれば問題ありません。
⑤喪失要件
日本国籍を取得した場合本国の国籍は失います。
（日本は二重国籍をが認められていない為）
帰化したら本国の国籍がなくなることを理解しておいてください。
⑥思想要件
日本を破壊するような危険な思想を持っていない。
テロリストや暴力団員は帰化できません。（ほとんどの人はこれに当てはまらないので気にすることはありません）
⑦日本語能力要件
日本語能力を有していることが必要です。
◎日本語を話せる・読める・書ける
日本語能力（10歳程度）があるのか。（実力を見るために日本語能力テストが行われる場合があります）
